国会閉会まで残り2日。旧統一教会などの被害者救済法案が大きな山場を迎えました。
立憲民主党 山井和則衆院議員
「よく『入信する人、献金する人が悪いじゃないか』、『放っておいたら良いじゃないか』という人がいる。 でも子どもには罪はないでしょう、子どもには」
委員会の傍聴席で審議の行方を見守るのは、旧統一教会の元2世信者の小川さゆりさん(仮名)です。
立憲民主党 山井和則衆院議員
「きょうも朝から傍聴にお越しになっておられますが、小川さゆりさんも声をあげておられます。両親と事実上もう今、断絶状態ですよ。でも本当はみんな家庭円満に暮らしたかった。それを壊したのが旧統一教会なんです」
今回、対応が焦点だった立憲民主党は賛成に回りました。
立憲民主党 長妻昭政調会長
「これで全て網羅されているわけでは当然ございません。この法律で終わりにしてはならないと思いますので、総理も同意いただけますね」
岸田総理
「法律の解釈のさらなる明確化、相談体制の充実等により、法律の実効性を高める努力をし続けていきたいと思います」
岸田総理は法律施行後、一定の法運用の実績を確保した上で見直しを行う考えを示しました。
衆・消費者特委 稲田朋美委員長
「賛成の諸君の起立を求めます。起立多数」
衆議院では与党のほか、立憲、維新、国民民主の賛成多数で可決され、参議院に送られました。
旧統一教会 元2世信者 小川さゆりさん(仮名)
「どうかこれからも、私たち被害者がいることを忘れないで欲しいです。そしてこの課題、残っている部分をどうか忘れずにこれからも議論を続けていただきたい」

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