(ブルームバーグ):24日の欧州債券市場は、売りが先行した。ドイツ債利回りは、過去6週間で最大の週次上昇幅となった。
ドイツ債利回りは全年限で4-5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。2年債利回りは1.97%、10年債利回りは2.63%で取引を終えた。同日発表の10月のHCOB総合購買担当者指数(PMI)速報値で、総合指数は53.8と、2023年5月以来の高値となった。
フランス債利回りも全年限で5bp上昇した。フランス国民議会(下院)で、少数与党政権に対し、社会党が、早ければ来週中にも不信任案を提出する考えを示し、政局不安が改めて意識された。
欧州株は上昇した。9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びにとどまり、28ー29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが行われるとの見通しが維持された。
ストックス欧州600指数は、一時0.3%下落した後、0.2%高で取引を終えた。テクノロジー株が好調で、スウェーデンのラーゲルクランツ・グループが7-9月期(第3四半期)決算発表後、7.8%上昇した。不動産株は最も大きく下落した。
10月24日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:Bunds Slump After PMIs; France Jitters Return: End-of-Day Curves、European Stocks Advance on US Inflation Data; NatWest Jumps(抜粋)
--取材協力:Marilen Martin、Kwaku Gyasi.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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