総務省が発表した9月の全国消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合が2.9%上昇しました。
上昇率は2.7%だった8月からわずかに拡大し、食料の値上げなどをうけ3%ちかい高い伸び率を維持しています。
特に値上がりが止まらないコメ類は49.2%上昇したほか、チョコレート、コーヒー豆、鶏肉などが大幅に上昇しました。通信料は、大手通信事業者の料金プラン改定による実質的な値上げなどの影響で13.2%上昇しました。
一方、今年はじまった年収がおよそ910万円以上の世帯に向けた高校授業料の支援制度によって、高等学校授業料はマイナス94.1%となりました。
上昇幅は2か月連続の2%台となりましたが、総務省は「依然として物価上昇が落ち着いたとは言えない」としています。
単身世帯の消費に変化 外食を減らし娯楽を守る 実質賃金回復と固定費負担が映す「節約と充実」のバランス