高市早苗総理の誕生を受け、イギリスのスターマー首相も祝意を表しました。

スターマー首相はSNSへの投稿で、「日本初の女性総理としての歴史的な選出」だと高市総理に祝意を表明しました。

そのうえで、「貿易やイノベーション、防衛・安全保障に至るまで、日英のパートナーシップは両国に実りをもたらしている。これからも共に協力していくことを楽しみにしている」としています。

イギリスBBCは、高市氏について「イギリスの故サッチャー元首相を尊敬している」と紹介。「熱心な保守派」で「同性婚や選択的夫婦別姓に反対するなど保守的な考えで知られており、若い女性の中には高市氏の勝利に懐疑的な人もいる」と指摘しました。

ガーディアン紙は、世界のジェンダーギャップ指数のランキングが低い日本で、「高市氏の総理就任が持つ象徴的な意味合いは計り知れない」と評価。

一方で、総理大臣に選出されるにあたり、「公明党の支持を突然失ったことで周辺政党の支持をかき集めるほかなかった」とした上で、日本維新の会との連立は「防衛費の増額や憲法改正、より厳しい移民政策を掲げる“保守派同士の政略結婚”だとも評されている」と報じています。