フランスの2007年の大統領選で、リビアから不正な選挙資金を受け取ろうとしたとして禁錮5年の有罪判決を受けたサルコジ元大統領が収監されました。

21日、フランス・パリの自宅を出たサルコジ元大統領。その後、刑務所に収監されました。フランスの大統領経験者が収監されたのは、今の政治体制になった1958年以降初めてです。

サルコジ元大統領は、自身が当選した2007年の大統領選挙をめぐり、側近らと共謀して当時のリビア・カダフィ大佐側に不正な選挙資金を提供するよう持ちかけた罪で禁錮5年の有罪判決を受けました。

無罪を主張し控訴していますが、控訴の有無に関わらず収監されることになっていました。

フランスメディアによりますと、サルコジ元大統領が収容されるのは、広さ11平方メートルの格子窓付きの独房で、ベッドと小さな机、シャワーやトイレが備え付けられているということです。