(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーの最高経営責任者(CEO)が、香港で開かれる世界の金融リーダー向け年次サミットに出席する予定だ。米中関係の緊張が再燃し、世界の銀行が信用損失に直面する中での開催となる。
関係者およびブルームバーグ・ニュースが確認した資料によると、ゴールドマンのデービッド・ソロモンCEOとモルガン・スタンレーのテッド・ピックCEOは、11月3-5日に予定されているイベントに出席する。
ヘッジファンドのシタデルを率いるケン・グリフィン氏、JPモルガン・チェースのダニエル・ピント副会長も参加予定だという。議題はまだ最終決定されていない。
香港金融管理局(HKMA)主催のこのサミットは、国際金融センターとしての香港の評判を立て直す目的で始まった。今回で4回目の開催となる。
米中の通商摩擦が再燃しているほか、自動車部品メーカーのファースト・ブランズ・グループとサブプライム自動車ローン会社トライカラー・ホールディングスの破綻で信用リスクへの懸念も高まっており、今回のイベントに注目が集まる。
HKMAの報道官は「現在準備で詳細は適切な時期に発表する」と述べた。各銀行からのコメントは得られていない。シタデルはコメントを控えた。
香港の陳茂波(ポール・チャン)財政官によると、CEOや会長クラスの約100人が出席を予定している。
新オフィス開設が相次ぐ九龍地区で主なイベントが予定されている。関係者およびブルームバーグが確認した資料によると、11月3日には香港故宮文化博物館で歓迎ディナーが開かれる。4日のメインサミットは高級ホテル、ローズウッド香港で開催される予定。
最終日の5日には、香港証券取引所で世界の投資家を対象としたセッションが行われる見通し。
原題:Goldman, Citadel Chiefs Set to Attend Hong Kong Summit (1)(抜粋)
--取材協力:Denise Wee.
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