米ジョージア州のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港で20日朝、ライフル銃を所持していた男が逮捕された。当局によると、利用者の多い世界有数の空港での銃乱射事件を未然に防げたという。

ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港(2024年)

アトランタ警察によると、逮捕されたのは同州カータースビル在住のビリー・J・ケーグル容疑者(49)。前科があり、精神疾患の経歴もあるという。

警察は午前9時54分ごろ、空港南側の国内線ターミナル内で、ケーグル容疑者を拘束。同容疑者は空港に向かう途中で脅迫的な言動をライブ配信していた。

同日朝、ケーグル容疑者の家族がカータースビル警察に通報。武装した状態でアトランタ方面へ向かっていると知らせた。

カータースビル警察は直ちに容疑者の特徴や車両に関する情報をアトランタ警察に伝え、空港での迅速な対応につながった。

外に駐車されていたシボレー製トラックを捜索したところ、スプリングフィールド・アーモリー製ライフルが見つかった。ライフルには弾薬27発が装填(そうてん)されていた。

年間1億人以上が利用するハーツフィールド・ジャクソン空港は米国内外の航空輸送の重要拠点で、米南東部地域のビジネスや貨物輸送に欠かせない要衝となっている。

原題:Armed Man Arrested for Threatening to ‘Shoot Up’ Atlanta Airport(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.