フランス・パリのルーブル美術館に強盗が侵入し、ナポレオンの宝飾品などが盗まれました。開館直後の犯行とみられています。

記者
「犯人は工事用のはしごを使って、ルーブル美術館に侵入したとみられています」

フランス当局によりますと、19日午前9時半ごろ、ルーブル美術館に覆面をした男数人が窓を割って侵入しました。

犯人らが侵入したのは「アポロン・ギャラリー」と呼ばれている部屋。ナポレオンと妻が集めた宝石などが展示されていますが、犯人はわずか7分の間に、ネックレスや王冠、ブローチなどを盗んで逃走したということです。

犯行時、美術館はすでに開館していましたが、けが人は出ていません。

日本人観光客
「今、ここで知りました。調べたら窃盗があったって」
フランス人観光客
「絶対に安全だと思っていた場所なのに、今どき強盗が入るなんて怖いです」

現地メディアによりますと、盗まれたとみられる王冠1点については、付近で見つかったということです。

マクロン大統領は、SNSで「私たちの大切な遺産に対する攻撃だ。犯人を裁きにかける」と強く非難しています。