(ブルームバーグ):米5年国債の利回りがアジア時間17日の取引で1年ぶりの低水準となった。米地方銀行を巡る懸念や貿易摩擦の長期化を背景に、安全資産への逃避が強まった。
5年債利回りは一時3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、3.51%と2024年10月前半以来の低水準を記録。2年債利回りは22年以来の水準まで下げた。
指標の10年債利回りも4%を割り込むなど、米国債市場全体で利回り低下の動きが広がっている。
「きょうの米国債相場上昇は、安全資産を求める動きが背景にある」とヴァンエック・アソシエイツのクロスアセットストラテジスト、アンナ・ウー氏は指摘し、「信用不安による不確実性の高まりを受けたやや反射的な反応とも言えるだろう」と述べた。
原題:Treasury Five-Year Yield Falls to Lowest Since October 2024(抜粋)
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