サングラスの「レイバン」を展開するフランスの眼鏡メーカー、エシロールルックスオティカが16日発表した7-9月(第3四半期)売上高は、市場予想を上回った。米メタ・プラットフォームズとの提携による人工知能(AI)グラスが好調だった。

為替の影響を除いた7-9月の売上高は前年同期比11.7%増の68億7000万ユーロ(約1兆2100億円)。ブルームバーグがまとめたアナリスト調査では、平均で8.5%増と見込まれていた。

市場関係者は、同社とメタの提携が期待通りの成果を上げられるかを注視している。エシロールはウエアラブル技術関連の販売が「飛躍的な成長」を示したと説明した。

四半期の販売動向からは、このカテゴリーの勢いが増していることが示されている。エシロールはスマートグラス「レイバン・メタ」「オークリー・メタ」を9月に発表。AIを活用した眼鏡は自社店舗で「重要な成長けん引役」になっているという。

フランチェスコ・ミレリ会長兼最高経営責任者(CEO)は「急成長するウエアラブルと視力ケア・サングラス分野全体での強い勢い」があると指摘し、10-12月(第4四半期)も「強い勢いと持続的な変革を推進する明確な野心」を持って臨むとコメントした。

エシロールの株価は業績発表前の16日のパリ市場で2.4%上昇。年初来では17%高となっている。

原題:EssilorLuxottica Sales Get Boost From Meta Smart Glasses (1)(抜粋)

--取材協力:Daniele Lepido.

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