米住宅建設業者の業況感は10月に上昇し、市場予想を上回った。住宅ローン金利低下を背景に、前月からの伸びは2024年1月以来の大きさとなった。

指数は4月以来の高水準となった。

NAHBのバディー・ヒューズ会長は「このところの住宅ローン金利低下は住宅の取得しやすさという面で前向きな兆しではあるが、市場環境は依然厳しい」と発表資料で指摘。「住宅購入を考えている人の大半はなお様子見姿勢で、ローン金利が一段と低下するのを待っている」と述べた。

6カ月先の販売見通し指数は1月以来の高水準。販売の現況指数と購買見込み客足指数はいずれも4月以来の高水準となった。

住宅ローン金利は9月には約1年ぶりの低水準となった。

今のところ住宅建設業者は建設ペースを落としつつ、価格引き下げと販売奨励策を組み合わせて買い手を引き付けようとしている。

値下げを行ったと報告した住宅建設業者は全体の38%で、ここ数カ月とほぼ同水準。販売奨励策を活用したと報告した業者は65%で、前月と同じだった。

地域別では全米4地域全てで上昇。特に北東部と南部での伸びが大きかった。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Homebuilder Sentiment Rises By Most Since 2024 on Lower Rates(抜粋)

(統計の詳細やチャートを追加して更新します)

--取材協力:Chris Middleton.

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