(ブルームバーグ):米メタ・プラットフォームズ傘下の写真・動画共有アプリ、インスタグラムは、「PG-13」指定の映画で不適切とみなされるコンテンツを、18歳未満の利用者が閲覧できないようにする方針だ。昨年導入した10代向けの安全対策を拡充する。
インスタグラムは、アプリ上のどのコンテンツが年齢制限区分PG-13に該当するかを人工知能(AI)で判定する。このレーティングは、映画鑑賞の年齢の目安を示すモーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)の制度によるもの。
インスタグラムは既に、性的な示唆や露骨な描写を含む投稿を10代におすすめ表示しないようにしているが、新たな設定では強い言葉遣いや危険な行為、マリフアナ関連のグッズを含む投稿も非表示にする。
同社は14日のブログ投稿で「当社の方針を、保護者にとってなじみのある第三者の基準により近づけることにした」と説明した。「PG-13指定の映画と同じように、インスタグラムでも軽い性的な表現や強い言葉を目にする可能性はあるが、そうした機会をできる限り少なくするよう取り組みを続ける」としている。
ブログによると、厳格化した新設定は10代の利用者全員に自動的に適用され、保護者の許可がない限り変更できない。さらに、PG-13の基準では不十分と考える保護者向けに「制限付きコンテンツ」という別の新しい設定も追加する。
インスタグラムを含むソーシャルメディア企業は、若年層を性的搾取や危険行為から十分に守っていないと批判されている。メタは10代に有害なサービスを提供しているとして、複数の州から提訴された。
原題:Instagram Adds Tighter ‘PG-13’ Content Restrictions for Teens(抜粋)
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