連休明けのきょう、次の政権をめぐる動きが不透明なことを背景に、日経平均株価は一時1500円以上と大幅に値下がりしました。中継です。

きょうも次の政権をめぐる動きが活発になっていますが、先行きが見えないことが市場に波乱をもたらしています。

きょうの日経平均株価、終値は1241円安い4万6847円で取引を終えました。

岩井コスモ証券 担当者
「連立離脱ということで、かなり不透明感が出てきている。(政治家の)発言次第で相場が乱高下するのではないか」

公明党が連立政権を離脱したことをきっかけに次の政権をめぐる動きへの不透明感が市場で強まり、先週まで膨らんでいた“高市トレード”が巻き戻されました。

午後に入ってからは、円が1ドル=151円台まで買われたことや、午前は堅調だった半導体関連株が大きく売られたことで下げ幅が拡大し、一時1500円以上値下がりする場面もありました。

また、アメリカのトランプ大統領が中国に関税を100%上乗せする考えを示したことも逆風となっています。

市場関係者は「安定した政権運営が出来るのか。政権の枠組みが決まるまで一進一退の展開が続く」と分析していて、しばらくは政治の動きに市場が振り回されることになりそうです。