アジア最大級のデジタル技術の展示会が、あす開幕します。今回目立ったのは、AIや最新技術を駆使して“社会問題”の解決を目指すブースです。

“絶対に勝つことができない”じゃんけんに、高さ1.6メートル!超難関バンカーの攻略をAIがサポート。

記者
「あす開幕するCEATEC。今年の特徴は、AIや技術がどう社会問題を解決するのか?より具体的な展示が目立ちます」

例えば、“超リアル”な赤ちゃん。

東海大学 小坂崇之 准教授
「とりあえず抱いてみましょうかね。首がすわってないので」

「ワンオペ育児」を体験できるんです。ひとたび泣き出せば、あやさない限り、泣き止むことはありません。おむつの交換も必要。

東海大学 小坂崇之 准教授
「『これは1人じゃ無理だよね』と、“育休取りなさい”という社会作りとかができると思う」

客による迷惑行為、“カスハラ対策”。カメラ付きの「AIイヤホン」が“NGワード”を検知すると…


「ちょっと責任者呼んでもらえます?」

画像や音声が自動的に記録され、上司や仲間のスマホに共有されます。

“化粧品が多すぎてどれを使えばいいかわからない”、そんな人には、写真を撮るだけでAIが肌の状態を遺伝子レベルで解析。

RNA共創コンソーシアム(花王) 菊池祥さん
「特にターンオーバーの乱れとかで潤いとかバリアが低下しがちな肌ということがわかる」

さらに「毛穴」や「ベタつき」など、ケアをした際に“伸びしろ”が大きいポイントを診断することもできます。

810の企業や大学の研究機関などが出展し、最先端の技術を披露しているCEATEC。あすから一般公開され、4日間開催されます。