バイデン前米大統領は、5月に診断された前立腺がんに対し、放射線治療を開始した。

バイデン氏の広報担当者は「前立腺がんの治療計画の一環として、バイデン氏は現在、放射線治療とホルモン療法を受けている」と述べた。NBCニュースの先の報道よると、放射線治療は5週間にわたる見通し。

また同担当者は、バイデン氏が9月上旬に皮膚のがん細胞を除去する手術を受けたことも明らかにした。

バイデン氏の前立腺がんが初めて公表されたのは5月。同氏の広報担当者ケリー・スカリー氏は当時、がんは骨に転移しており、ホルモン感受性だと説明していた。

ホルモン感受性の場合、テストステロンの産生やがん細胞への作用を抑えるホルモン療法が有効とされている。

がんを含む前立腺疾患は高齢男性に多く見られる。バイデン氏は米国史上最高齢の大統領だった。来月には83歳を迎える。

原題:Biden Starts Radiation Treatment for Aggressive Prostate Cancer(抜粋)

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