(ブルームバーグ):ベッセント米財務長官は次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補に対する一連の面接を経て、候補者を11人から5人に絞り込んだと、CNBCが報じた。選出される人物は必ずしも次期議長として指名されるとは限らないが、来年1月までに理事に指名される可能性があるとしている。
CNBCは複数の財務省高官の話として、ボウマンFRB副議長(銀行監督担当)とウォラーFRB理事、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長、ケビン・ウォーシュ元FRB理事、ブラックロックのグローバル債券担当最高投資責任者(CIO)リック・リーダー氏の5人が候補に残ったと伝えた。
面接は2時間に及ぶものもあったという。財務省は今後数週間から数カ月かけて、この5人全員を対象とした追加の面接を実施する計画だとCNBCは報じている。追加面接はベッセント長官が主導し、財務省高官2人とホワイトハウス高官2人が同席するとしている。
ベッセント長官は来週、ワシントンでの国際通貨基金(IMF)・世界銀行総会に出席した後、トランプ大統領と共にアジアを訪問する予定。面接プロセスは感謝祭以降にずれ込む可能性があると当局者は話しているという。
ベッセント氏はその後、候補者をさらに絞り込んだリストをトランプ大統領に提示し、トランプ氏が最終決定を下す流れになるとCNBCは報じた。選ばれた人物はまずはFRB理事として起用され、その後に議長に指名される可能性が高いという。
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