システム障害が続くアサヒグループ。きょう予定していた販売実績の公表も見送ったうえに、飲食店やスポーツ観戦などにも影響が出てきています。
こちらは「スーパードライ」の注ぎ方にこだわる都内の飲食店。システム障害の影響を心配する日々が続くなか、ビールが届きました。
新橋DRY-DOCK 木村綾乃さん
「ありがたい。きょうも2本入れていただいた」
ただ、これは週明け火曜日までの分。今後「スーパードライ」が手に入らなければ、他社のビールへの切り替えを迫られます。
新橋DRY-DOCK 木村綾乃さん
「スーパードライは看板商品で、それ目当てで来る方が多い。(他社ビールに)変えるのは気持ち的には難しいが、こういう状況だから仕方がない」
システム障害の影響は、発生から10日以上経っても広がり続けています。
アサヒはきょう、データの集計ができないとして、9月分のビールなどの販売実績の公表を見送り。さらに…
あすからプロ野球のクライマックスシリーズが始まる横浜スタジアム。横浜DeNAベイスターズは「品薄や欠品が想定される」として、アサヒの製品を提供する売り子を減らす判断をしました。
では、業績への影響は?
みずほ証券 佐治広 シニアアナリスト
「1週間から1か月程度で、約20億円から90億円の直接損失が生じる可能性がある」
他社製品への切り替えが進めば、損失がさらに膨らむおそれがあると言います。
影響の広がりが見通せないなか、2回目の週末。今度は3連休に入ります。

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