人命優先も 法改正で変わるクマ駆除
高柳キャスター:
クマが増えているということに関して、2025年9月、法改正が行われました。今までは市街地で銃を発砲することはハンターであっても許されなかったのですが、条件付きで許される状況になっています。
「緊急銃猟」は条件が大きく分けて4つあります。

▼クマなどが人間の日常生活圏に侵入していること
▼人の命や体の危害を防ぐため、緊急の措置が必要であること
▼銃の発砲以外での方法では、正確で早い捕獲が出来ないこと
▼地域住民に銃弾が到達する恐れがないこと
この4つの条件を満たした上で、警察などによる通行の制限、かつ自治体がハンターに対して緊急の委託をしていれば、市街地であってもハンターはクマを捕獲するために「緊急銃猟」ができるようになるということです。
井上キャスター:
クマの捕獲に関するニュースをみて、他の地域に対して「そんなに駆除するの可哀想じゃないか」と感じる人もいると思います。一方で、地域ごとに適切な対策方法がある以上、この問題は一律に考えてはいけませんね。
古坂さん:
クマの出没は瞬時の判断が必要なので、ハンターが訴えられるというようなことがないように、まずは人命を守ってほしいですね。
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<プロフィール>
幾島奈央
HBC「クマここ」運営
入社1年目から道内各地のクマ出没を取材
映画「クマと民主主義」を制作
古坂大魔王さん
お笑い芸人・プロデューサー
2児の父親として育児の様子を発信
SDGsを推進する活動も積極的に行う