「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは国内外で販売が好調だったことから、純利益が5年連続で過去最高を更新しました。

ファーストリテイリングが発表した今年8月までの1年間のグループ全体の決算によりますと、純利益は前の期と比べて16.4%増えて4330億円となり、5年連続で過去最高を更新しました。

国内だけでなく、欧米や東南アジアなどでも売り上げが好調だったことが要因です。

一方、トランプ関税については「若干、利益に影響が出る」としたうえで、次のように批判しました。

ファーストリテイリング 柳井正 会長兼社長
「やはり、関税をかけるということはある意味では対立している。下手したら戦争につながるかもしれない。個人とか、企業が自由に行き来できる全世界でないといけないのではないか」

ファーストリテイリングは、26年8月期については純利益が0.5%増えて4350億円になると予想し、6年連続の最高益更新を見込んでいます。