8日の外国為替市場の円相場は対ドルで152円付近と、8カ月ぶりの安値圏で推移。自民党の高市早苗新総裁の財政・金融政策スタンスをにらんだ円売りが続いている。

三菱UFJ信託銀行ニューヨーク支店資金証券室の横田裕矢シニアバイスプレジデントは「円売りの勢いが強く、円が全面安」と指摘。海外時間でドル・円が大きく上昇したことから、損失を限定する「ストップロス的な動きがメイン」とみる。

7日の米10年国債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い4.12%程度で引けた。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。

横田氏は「日本銀行の利上げをフルに織り込む時期は来年3月に後ずれし、キャリートレードが復活するとの話も出ている。しばらく円売りが主導しそう」と話した。

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