(ブルームバーグ):米国の住宅ローン金利が5週間ぶりに上昇した。回復の兆しを見せていた住宅需要の勢いを削ぐ一因となり、活発化していた借り換えの動きが鈍化した。
全米抵当貸付銀行協会(MBA)が1日に発表したデータによると、9月26日終了週の30年物固定住宅ローン金利は6.46%と、前週から12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。変動金利型および15年物固定住宅ローン金利も昇した。
米国のMBA住宅ローン申請指数9月26日(表)
借り換えのための申請指数は約21%急落し、2022年初め以来の高水準だった前週からは年初来で最大の落ち込みとなった。住宅購入のための申請指数は1%低下した。
金利が再び上昇する中で、借り換えや購入申請が後退しているのは、近年の低迷から回復の兆しを見せていた住宅市場が金利に一段と敏感になっていることを示している。
購入と借り換えの両方を含む同協会の住宅ローン申請指数は、先週、4月以降で最大の低下率を記録した。
原題:US Mortgage Rates Rise, Stalling Nascent Recovery in Home Demand
(抜粋)
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