(ブルームバーグ):韓国国民年金公団(NPS)は、市場の状況に応じて為替ヘッジを柔軟に活用するアプローチを取っていくと発表した。
15日の発表文によると、NPSのの資金運用委員会は「市場の状況に応じて戦略的ヘッジを適宜実施できるよう、柔軟な運用措置を確立することを決定した」という。
世界最大級の年金基金の一つであるNPSは現在、為替ヘッジを海外資産の10%に制限している。
この発表を受けてウォンは対ドルで上げを拡大し、一時1%高の1ドル=1463.04ウォンと、11月下旬以来の高値を付けた。
ウォンは今年下期に対ドルでの下げが加速、下落率は8%余りに達し、アジア通貨のうちで最悪のパフォーマンスだった。NPSや個人投資家の海外資産投資により、ドル需要が高まったことが主な要因だ。
NPSを監督する保健福祉省もこの日声明を発表し、NPSが韓国銀行(中央銀行)との為替スワップ協定を1年延長し、2026年末までとしたことを明らかにした。
また韓国銀行は別の発表文で、スワップの限度額は22年に100億ドルだったが、650億ドル(約10兆円)へとこれまで段階的に引き上げられてきたと説明した。
原題:Korean Pension Fund to Take Flexible Approach to FX Hedging (1)
--取材協力:Susie Kang.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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