〇日経平均株価は先行き12ヶ月45,000円程度で推移するだろう。
〇USD/JPYは先行き12ヶ月150円程度で推移するだろう。
〇日銀は利上げを続け、2026年前半に政策金利は1.0%に到達しよう。
〇FEDはFF金利を26年前半までに3.5%へと引き下げ、その後は様子見に転じるだろう。
金融市場
〇前営業日の米国市場は、S&P500が▲0.5%、NASDAQが▲0.5%で引け。VIXは16.7へと上昇。
〇米金利はツイスト・フラット化。予想インフレ率(10年BEI)は2.385%(+0.5bp)へと上昇。実質金利は1.787%(+2.2bp)へと上昇。長短金利差(2年10年)は+51.4bpへとプラス幅縮小。
〇為替(G10通貨)はUSDが全面高。USD/JPYは149後半へ上昇。コモディティはWTI原油が65.2ドル(+0.2ドル)へと上昇。金は3746.5ドル(+11.5ドル)へと上昇。
経済指標等
8月米中古住宅販売件数は前月比▲0.2%、400万件であった。約2年にわたって400万件程度の水準で一進一退を続けている。
住宅ローン金利は低下基調にあるものの、現時点で住宅販売を上向かせるには至っていない。
新規失業保険申請件数は21.8万件と前週比1.4万件減少。4週平均値は23.7万件となり、2023年以降の平均的な水準に回帰。
JOLTS統計で示される解雇率が低位で安定していることと整合的であり、企業が解雇に及び腰であることが示されている。
移民の強制送還等を除いた労働市場は安定を維持している。失業保険継続受給者数も一段の増加が回避されている。