4日後に投開票が迫る自民党総裁選は、上位2人による決選投票の公算が大きくなっていて、多数派工作など各陣営の動きが激しさを増しています。国会記者会館から中継でお伝えします。
国会議員票でリードするなど優勢が伝えられている小泉氏と高市氏を林氏が追う展開になっていて、3陣営は決選投票を視野に、ほかの陣営などへの働きかけを強めています。
高市陣営の選対本部長を務める中曽根元外務大臣はきのう、麻生最高顧問と面会しました。
麻生氏は、自らが率いる派閥から林氏以外の4陣営に推薦人を出すなど、今のところ、“全方位外交”の構えです。こうしたなかで、中曽根氏は、去年の総裁選で麻生氏が決選投票で高市氏を推したことを踏まえて、今回も同様の要請を行ったものとみられます。
一方、動画配信サイトへの投稿要請問題に揺れる小泉氏は、きょう午後、去年の総裁選に出馬した上川前外務大臣と面会する予定です。
上川氏は林氏と同じ旧岸田派で、上川氏が林氏の支持にまわる可能性もあることなどから、小泉氏の陣営では「上川さんがこちらに来てくれたらありがたい」と期待する声が出ています。

林官房長官「ハマスは提案を受け入れるべき」 トランプ氏のガザ和平に向けた計画を高く評価