経済同友会の会員倫理審査会が、サプリメントを巡る警察の捜査を受けた新浪剛史代表幹事について、辞任勧告相当とする見解をまとめた。関係者への取材で分かった。審査会から報告を受けた理事会が審議し、決議する。

代表幹事の不祥事による辞任となれば、経済三団体の一角を担う同友会にとって極めて異例。新浪氏は、公益財団法人・日本生産性本部の理事も10日付で辞任しており、政財界における影響力の急速な後退が浮き彫りになっている。政府の経済財政諮問会議の民間議員についても、今後の処遇が注目される。

新浪氏は8月、米国で購入したサプリを知人経由で日本に送らせようとした経緯があり、福岡県警の捜査対象となっていた。同氏はCBD(カンナビジオール)製品だとして適法性を主張する一方、事情説明が不十分だったとの批判がくすぶっていた。

同友会の広報担当者は、本会が正式に発表したものではないとし、それ以上のコメントは控えた。

NHKが関係者への取材を基に先に報じていた。

関連記事へのリンク:経済同友会、新浪代表幹事は辞任勧告相当-NHK

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