自民党総裁選の立候補者は、きのう、インターネットの討論番組に出演し、経済成長につながる賃上げや減税策などをめぐって論戦を交わしました。

総裁選に立候補している5人はきのう夜、インターネットの討論番組に臨み、賃上げや減税策について持論を展開しました。

小林鷹之 元経済安保担当大臣
「所得税の定率減税を実施したいと考えています。これからの社会をとにかく中核になって支えていく現役世代あるいは中間層、ここに焦点を当てたい」

茂木敏充 前自民党幹事長
「政府として上げられるもの、看護とか介護とか保育とか、こういういわゆる国が決める公定価格、これは当然ですね、物価連動型できちんと引き上げていく」

林芳正 官房長官
「スタートアップとかニッチなところで世界シェアを持ってる。稼げる企業、これを地方でも増やしていく。稼げれば賃金を出せる、そういう状況になってる」

高市早苗 前経済安保担当大臣
「まさに危機管理投資、いろんなリスクを最小化していくための投資を官民で思い切ってやっていこうと。今もうその時期じゃないか。世界の潮流がまさにそうだ」

小泉進次郎 農水大臣
「1つ目はガソリンの暫定税率の廃止です。速やかに廃止をする協議を加速させたい。2つ目のポイントは所得税の見直し。物価と賃金上昇に合わせ基礎控除等を引き上げていく」

5人はきょう午後、都内で中高生との討論会に臨む予定です。