22日の米国株式市場でアップルの株価が上昇、年初来でプラス圏に浮上した。上昇基調が続いており、株価は最高値に迫る水準となっている。

株価は一時2.4%高の251.28ドル、年初来では0.1%高となった。株価は4月に関税関連の不透明感がピークに達した際の安値から45%以上値を戻している。当時は年初から30%余りの下げを記録していた。

最近の株高は、関税をめぐる懸念が和らいだことに加え、最新のiPhone、特に高価格帯モデルへの旺盛な需要が成長を下支えするとの見方が背景にある。

アップル株を保有するグレンビュー・トラスト・カンパニーのビル・ストーン最高投資責任者(CIO)は「新製品への需要が予想以上に堅調であることは明らかであり、これが株価を支えている」と指摘。「市場予想が低かった分、需要は好材料であり、ポジティブなサプライズが株価を押し上げている」と述べた。

それでもアップルの株価上昇は、人工知能(AI)関連で存在感を強める他の大手ハイテク株には及ばない。ナスダック100指数は年初来で17%上昇しており、エヌビディアやアルファベット、メタ・プラットフォームズはいずれも30%を超える値上がりとなっている。

原題:Apple Positive for 2025 as Rebounding Stock Nears Record Level

(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.