中国のインターネット大手テンセント・ホールディングス(騰訊)が、約4年ぶりに債券市場に戻る。事情に詳しい関係者が明らかにした。世界的に人工知能(AI)競争が激化する中で、中国テクノロジー企業による資金調達の動きが広がっている。

同社はオフショア人民元建ての5年と10年、30年物の社債を発行する予定で、利率の当初目安はそれぞれ2.6%、3%、3.6%程度としている。早ければ16日にも条件が決まる可能性があるという。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

今回の発行が実現すれば、テンセントにとって初の「点心債」発行、つまり、本土以外での人民元建て債発行となる。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、同社がいずれの通貨建てであれ社債を発行するのは2021年4月以来。今回のシニア無担保点心債で集める資金は、一般的な企業用途に充てられると関係者は説明している。

原題:Tencent Markets First Bond Sale Since 2021 With Dim Sum Notes(抜粋)

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