LINEでAIがメッセージ内容を考えてくれるサービスが始まりました。さらに、文章を「敬語」や「侍言葉」「ねこ語」に変換する機能もスタート。「体調悪いから休む。ごめん」を「ねこ語」に変換すると、「体調悪いから休むにゃ ごめんにゃん」。では「侍言葉」は?

LINEの返事“AI”が考えます 「敬語」や「ねこ語」も

LINE画面の下に、「AI」と書かれたアイコンが表示されています。

LINEでメッセージを送る時、AIが文章を考えてくれるサービスが始まりました。

使い方は簡単。「AI」アイコンをタップし、「ふきだし」のマークを選ぶと、AIが複数の返信パターンを提案してくれるのです。

学生(20代)
「友達とふざけあって送った。面白いなって」

会社員 上司(30代)
「楽ですよね。返信を代わりに考えてくれるって事ですよね」

ーー返信が面倒な時は?

会社員 上司(30代) 
「めっちゃあります」

ーーどういう時?

会社員 部下(20代)
「上司からの急なお誘いとか」

会社員 上司(30代)
「上司なんですけど…笑」

他にも「口調を変換する機能」が使えるようになりました。こちらが文章を入力すると、AIが「敬語」・「崩し敬語」・「硬い敬語」のほか、「タメ口」・「ねこ語」・「侍言葉」に変換するというものです。

試しに、「体調悪いから休む。ごめん」を敬語にすると...

『体調が優れないため、本日はお休みさせていただきます。申し訳ありません』になりました。

「硬い敬語」や「崩し敬語」だと大きな違いはありませんでしたが、

「タメ口」だと…『ちょっと体調わるいからお休みします。ごめんねー!』

「ねこ語」だと…『体調悪いから休むにゃ。ごめんにゃん』

最後に「侍言葉」だと…『体調が悪きゆえ、休ませていただくぞよ。申し訳ござらぬ』になりました。

ねこ語や侍言葉はさておき、敬語に変換する機能は活躍の場がありそうです。

ーーどういう人なら使う?

会社員(20代)
「先輩(相手)とか。かしこまった文章を考えて欲しい。敬語を直してもらうとか」

ただ、やりとりをAI任せにするのは抵抗もあります。

会社員(20代)
「(相手もAI機能を使ったら)ロボットとロボットが会話してるみたい。そうなったらLINEを使わなくなるのかな」

ーー友達がAIで返信してきたら?

学生(10代)
「AIでパッてできる返事をしてもいい相手だと思われているのが、『私のことあんまり好きじゃないのかな』と思う」

学生(20代)
「(自分で返事を)考えてくれた方が、大切に思ってくれるかなって思います」