セブン-イレブンは窓拭きや飲み物の品出しなど、一部業務のロボット化を試験的に始めました。最大で3割、作業を削減できる見込みです。

きょう、都内のコンビニでは、何やら窓ガラスをくねくねと動く物体が…

「しっかりと吸着して徹底した清掃モードを開始します」

これは、窓拭きロボットです。セブン-イレブンは、こちらの店舗で今月からロボットの活用を試験的に始めました。

売り場の裏でせっせと飲み物を品出しするのもロボットです。AIを使うことで在庫管理までサポートするということです。

セブン-イレブン・ジャンパン 竹井浩樹 オペレーション本部長
「店にとっては少子高齢化、人口減少は不安心理。将来にわたって続けられるか不安。ロボティクス等を使うことによって生産性を劇的に変えることができる」

人手不足などを背景に、今年度の最低賃金はすべての都道府県で1000円を超えるなど、さらなる人件費の上昇が見込まれています。

コンビニ各社では、▼ローソンが店内でつくるチャーハンなどをロボットが調理したり、▼ファミリーマートでもロボットが掃除したりと導入が進んでいます。

セブン-イレブン・ジャパンは、最大で3割の作業の削減を想定していて、効果を検証した上で他の店舗への導入をスピード感をもって検討したいとしています。