中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)は今年の販売目標を最大16%引き下げ、460万台にする見通しだと、ロイター通信が事情に詳しい匿名の関係者の話として4日報じた。従来予想は550万台だった。

国内市場における競争激化が収益を圧迫している。BYDは先週、四半期利益が30%減少したと発表。中国市場で支配的な地位を持つ企業でさえ、国内の熾烈(しれつ)な市場シェア争いの中で安泰ではないことが示された。7、8両月の販売台数も前年同月比でほぼ横ばいとなっている。

BYDは中国国内で販売台数首位を誇るが、競合の吉利汽車が相次いで手頃な新型車を投入しているほか、小米のEV市場参入も脅威となっている。小米のEVセダン「SU7」とスポーツタイプ多目的車(SUV)「YU7」は予想外の人気を博している。

原題:BYD Slashes Full-Year Sales Target as Demand Cools, Reuters Says(抜粋)

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