(ブルームバーグ):フォルクスワーゲン(VW)からスピンオフ(分離・独立)された高級車メーカー、ポルシェが、ドイツの主要株式指標、DAX指数の構成銘柄から3年足らずで除外されることとなった。
同指数の算出を行うストックスの3日の発表によれば、ポルシェは今月22日付でDAXから除外される。同社は今年に入り業績見通しを3回下方修正。トランプ米大統領による欧州車への関税、電気自動車(EV)の需要低迷、中国市場での販売不振が重なり、業績を圧迫している。株価は過去1年間で33%下落した。
ポルシェは2022年9月に新規株式公開(IPO)を行い、それから3カ月弱のタイミングでDAX指数に採用された。DAX指数はドイツ株式市場に上場する大企業40銘柄で構成されており、ポルシェは一時、欧州で最も時価総額の大きい自動車メーカーとなったこともある。

ライフサイエンス企業のザルトリウスもポルシェと同時に同指数から除外される。
両社の代わりに、食品加工機器メーカーのGEAグループと、不動産取引プラットフォームを運営するスカウト24がDAXに採用される。
原題:Porsche AG to Exit Germany’s DAX After Less Than Three Years(抜粋)
--取材協力:Jan-Patrick Barnert.
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.