新米の収穫にむけて稲の生育は「おおむね順調に推移」しているとの見通しです。

農林水産省は今月15日までの気象データなどをもとに単位面積当たりのコメの収穫量の見込みを示しました。

都道府県別では、去年と比べて▼静岡が「上回る」、▼山形など12府県で「やや上回る」と見込みました。一方、▼宮城や秋田など4県は「やや下回る」、▼新潟や北海道などは「前年並み」と見込んでいます。

猛暑や水不足の影響は、いまのところ限定的で生育は「おおむね順調」としています。

農水省は、今年はコメの生産が去年より56万トン増えると見込んでいますが、今回の予測は今後の気象が平年並みになるとの前提で行ったもので、猛暑が続いたり、カメムシ被害が拡大すれば悪化する可能性が残っています。