ロシアのラブロフ外相はプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談について「予定はない」と発言しました。

ロシアのラブロフ外相はアメリカのNBCテレビが22日に報じたインタビューで、ウクライナとの首脳会談について「予定されていない」と述べ、「プーチン大統領は首脳会談の議題が整えばゼレンスキー大統領と会う用意があるが、議題は全く整っていない」と強調しました。

ラブロフ氏はこれまでも「最大限の準備が必要だ」「事前にすべての問題が十分に検討されるべきだ」などと、首脳会談の早期開催は難しいとの認識を示していましたが、ここにきて、さらにトーンを強めた形です。

また、ラブロフ氏は15日に行われた米ロ首脳会談後にトランプ氏からいくつかの提案があり、「われわれはある程度は柔軟に対応すると同意した」と主張。

そのうえで、トランプ氏がゼレンスキー氏らとの会談の中でNATO=北大西洋条約機構への非加盟や領土問題などの議題を示した際に「ゼレンスキー氏がすべて拒否した」と非難しました。

ゼレンスキー氏については「指導者のふりをするような人物と、どうして会えるというのか」とも述べています。