きょう(20日)横浜でTICAD=アフリカ開発会議が開幕します。アフリカ各国の政府や企業と300を超える覚書を交わすほか、新たな経済圏構想を提唱して、日本企業の進出や投資の促進に繋げたい考えです。

TICADはアフリカの開発をテーマにした日本が主導する国際会議で、きょうの午後、横浜で開幕します。

9回目を迎える今回のテーマは「革新的な課題解決策の共創」で、アフリカ各国と経済や社会、平和と安定など幅広い分野の協力について意見を交わす予定です。

また、日本政府や民間企業による投資を加速させるため、エネルギーや宇宙、医療、教育など様々な分野でアフリカ側と300件以上の覚書が交わされる見通しです。

さらに石破総理はインドや中東諸国、アフリカ大陸を一つの経済圏とした「インド洋・アフリカ経済圏イニシアティブ」の立ち上げを提唱する予定で、この地域で貿易や投資の拡大を目指す日本企業を後押しする狙いがあるとみられます。