ビジネスや金融、時代のキーパーソンに話を聞く番組「CROSS DIG 1on1」。
戦後80年を迎えたのにもかかわらず、
「あの戦争」について語ることが難しくなっている現代。
太平洋戦争や大東亜戦争など名称すら定まらず、
歴史を語ると炎上してしまうリスクもあります。
私たちは「あの戦争」とどう向き合うべきなのか?
今回は近現代史研究者の辻田真佐憲さんをゲストに迎え、
「あの戦争」はなぜ語りにくいのか、日本が戦争に至った構造的問題、
明治憲法体制下での責任者不在など、“日本的組織”の失敗の本質に迫ります。
また加害と被害の両面を見つめること、戦時下に石橋湛山が行った提言など、
「あの戦争」から現代に活かせる歴史の可能性を探ります。
▼辻田真佐憲
評論家・近現代史研究者
1984年、大阪府生まれ。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている。
著書に『「あの戦争」は何だったのか』(講談社現代新書)、『「戦前」の正体』(講談社現代新書)、『ルポ 国威発揚』(中央公論新社)、『防衛省の研究』(朝日新書)、『超空気支配社会』(文春新書)などがある。
▼竹下隆一郎(TBS CROSS DIG with Bloomberg CCO)
朝日新聞を退社後、2016年から2021年6月までハフポスト日本版編集長。2021年8月にビジネス映像メディアPIVOTの創業メンバーに。2024年11月よりTBSテレビ特任執行役員。
◆収録日◆
2025年8月13日
◆トークテーマ【戦後80年 「あの戦争」は何だったのか】◆
・歴史を学ぶ意義はあるのか
・「あの戦争」はなぜ語りにくいのか
・「あの戦争」はなぜ始まったのか
・現代の国際情勢が“歴史観”を変える
・「許そう だが忘れない」被害国と向き合う
・“日本的組織”がなぜ失敗したのか
・「あの戦争」から学び現代に活かす
・「新しい戦前」日本だからできること
・被害国から見た“日本観”は変えられるのか
・1年に1時間 “モノ”に触れ戦争を考える