ロシア極東・カムチャツカ半島にある原子力潜水艦の基地が巨大地震の被害を受けたとアメリカメディアが報じました。

これはニューヨーク・タイムズが4日に報じたもので、先月30日にカムチャツカ半島付近で起きた巨大地震の影響で、震源からおよそ130キロ離れた場所にある原子力潜水艦の基地に被害が出たということです。

衛星写真を分析したところ、桟橋の位置が変わっていて、「係留が外れているようにみえる」としています。ほかに被害は確認されず、潜水艦は近くの桟橋に係留されていることが確認されたということです。

ニューヨーク・タイムズは研究グループの話として、「基地の態勢に影響はないようにみえる」と伝えているほか、放射線量の上昇についても報告されていないとしています。