(ブルームバーグ):トランプ米大統領は3日、米連邦準備制度理事会(FRB)の新たな理事と、米労働省労働統計局(BLS)の新局長を今後数日以内に指名する方針を明らかにした。ホワイトハウスに戻る途中に記者団に対して語った。いずれも、自身の経済政策に影響を与え得る人事となる。
FRBは1日、クーグラー理事が8月8日付で辞任すると発表した。政策金利引き下げを求めるトランプ氏にとって、自身の要求に沿った政策担当者を起用する機会となる。
トランプ氏はまた、BLSのエリカ・マッケンターファー局長を1日に解任した。7月の雇用統計発表から数時間後に明らかにしたもので、同統計では雇用者の伸びがこの3カ月に大きく減速したことが示されていた。
FRB理事の後任について、トランプ氏は「複数の候補を検討している」と述べた。今回指名される理事が、来年5月に任期満了となるパウエル議長の後任に就任する可能性もある。
パウエル議長の後任候補には、ハセット国家経済会議(NEC)委員長、ウォーシュ元FRB理事、ウォラー現FRB理事、ベッセント財務長官らが有力視されている。
原題:Trump to Name New Fed Governor, Jobs Data Head in Coming Days(抜粋)
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