防衛省は、総理大臣が自衛隊の部隊を視察する「観閲式」を、今後は行わないと発表しました。
「観閲式」や「観艦式」、「航空観閲式」は1951年に初めて開催され、陸・海・空の自衛隊が毎年持ち回りで行っている式典で、部隊の士気を高めるほか、部隊の精強さを国内外に示す目的で行われてきました。
今年は海上自衛隊による「観艦式」を開催することが検討されていましたが、中止されることになります。
式典の中止の理由について防衛省の担当者は、「日本を取り巻く安全保障環境が複雑化し、▼警戒・監視の任務が増加していることや、▼訓練の多様化によって、全国の隊員や装備品を式典に集めることで部隊がひっ迫してしまう」と説明しています。
これまで「観閲式」は一般にも公開されていましたが、近年は無観客で開催するなど規模を縮小していました。
今後は、全国各地の部隊ごとに装備品の展示や体験搭乗などの行事を行う予定だということです。

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