来月から本格的な漁が始まるサンマ。29日、水産庁が長期予報を発表しましたが、去年よりサイズが大きくなるとの予測です。

今月、北海道釧路市の鮮魚店にならんだ初サンマ。お値段は、なんと1匹あたり5万円です!

この夫婦はサンマ8匹、あわせて40万円分を購入しました。気に入った理由は?

購入客
「サイズは大きい」
「立派。いいサンマですよね」

札幌の初セリでも、身が厚くサイズも大きいことから、最高値は去年の倍以上の値段に。

サンマを競り落とした業者
「今年はぶりぶり太っていて、今後期待ができる」

29日発表されたサンマ漁の予報でも、今年のサンマは去年より大きいと予測されています。

水産研究・教育機構 冨士泰期 主任研究員
「1歳魚の体重は、漁期の前半は120g台から140g台が主体」

スーパーなどにならぶ「1歳魚」の重さは、去年を20グラムほど上回る見通しです。

ただ、漁獲量が急回復とはいえないようです。

水産庁 漁場資源課 川島哲哉 課長
「サンマの来遊量は、昨年並みの低水準となる」

2022年にはピーク時の20分の1まで落ち込んだ漁獲量。去年は若干回復したものの歴史的には低水準でした。今年も日本の漁場に来るサンマの量は去年並みが予想されていて、高嶺の花はまだ続きそうです。