(ブルームバーグ):アップルは23日、最大3台の端末をまとめて補償対象とする新たな保険プラン「AppleCare One(アップルケア・ワン)」の提供を開始すると明らかにした。サブスクリプション(定額課金)収入の拡大を目指す取り組みの一環だ。
新サービスは月額20ドル(約2900円)。バッテリー交換や24時間体制のカスタマーサポートが受けられるほか、落下や水濡れなどによる偶発的な損傷も補償対象となる。追加で製品をプランに加える場合は、1台ごとに月額6ドルが加算される。
申し込みはiPhone、iPad、Macなどの端末上で行えるほか、直営店でも対応する。対象地域は今のところ米国限定で、24日に本格展開される予定。
今回の発表はアップル内でサービス部門の重要性が一段と高まっていることを示す。同部門には保険のほか、アプリ配信「App Store」やクラウド「iCloud」、動画配信「Apple TV+」などが含まれる。年間売上高は今年1000億ドルを超える見通しで、iPhoneに次ぐ主要な収益源に成長している。
AppleCare Oneには盗難・紛失補償も含まれており、iPhone、iPad、Apple Watchが盗まれたり紛失したりした場合に、新たな端末を受け取ることができる。アップルはこの補償を従来、AppleCare+の追加オプションとして提供しており、価格は製品ごとに異なっていた。
原題:Apple Debuts Product-Insurance Plan Covering Up to Three Devices(抜粋)
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