(ブルームバーグ):アトランタ最大の公共交通システム、アトランタ都市圏高速交通局(MARTA)のトップが、滞在資格の問題が理由で退任することになった。
同局の17日の発表によると、カナダ国籍のコリー・グリーンウッド最高経営責任者(CEO)は就労許可の期限が切れグリーンカード(永住権)取得を待っていたが、早期退職することに決めた。
同氏は2022年1月にCEOに就任。MARTAの財政再建に貢献した一方、最近は路線拡大・改善プロジェクトを巡り課題も抱えていた。声明によれば、6月に就労許可が失効して以降業務を停止しており、「まもなく」届く見込みのグリーンカードを待ちながら合法的に米国内に滞在している。
トランプ氏の大統領就任以降、ビザや永住権の更新・取得に関する遅延が報告されてきた。
取締役会のジェニファー・アイデ議長は「今日の米国で移民問題は非常に複雑になっていることは非常に残念だが、グリーンウッド氏は家族のために最善の決断を下す必要があった」と声明発表前の会合で説明した。
原題:Atlanta Transit CEO Steps Down After Delay in Getting Green Card(抜粋)
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