人工知能(AI)スタートアップの米アンソロピックが新たな資金調達を見据えており、1000億ドル(約14兆8000億円)を超える自社評価額を得たい考えだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

同社は現時点で正式に資金調達を進めているわけではないものの、シリコンバレーでは有力なAI企業への事前の出資申し出が常態化しており、アンソロピックにも企業価値1000億ドル超なら資金を出したいという投資家がいるという。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

実現すれば、今年先に実施された前回の資金調達ラウンドでの評価額615億ドルから、企業価値が大きく高まることになる。前回のラウンドではライトスピード・ベンチャー・パートナーズなどから35億ドルを集めていた。

アンソロピックによる新たな資金調達の可能性については、テクノロジー系メディアのジ・インフォメーションが先に報道。同社の広報担当者はコメントを控えた。

原題:Anthropic Draws Investor Interest at Over $100 Billion Valuation(抜粋)

--取材協力:Shirin Ghaffary.

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