(ブルームバーグ):16日の債券相場は小幅下落。米国市場で消費者物価指数(CPI)を受けて利下げ観測が後退し、長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行している。
一方、20日投開票の参院選情勢で与党の苦戦が連日メディアで伝えられる中、財政拡張への懸念から前日まで急ピッチで進んできた国内金利の上昇圧力はやや落ち着きを見せている状況だ。
バークレイズ証券の門田真一郎為替債券調査部長は「一定程度の消費減税はだいぶ織り込んだ金利水準になっており、参院選の結果待ちになっている」と話した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストもリポートで、債券市場で「与党過半数割れ」による財政拡張リスクの織り込みはある程度進んだとみられると指摘した。

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