アメリカのトランプ大統領は、ロシア軍の無人機がウクライナの隣国ポーランドの領空に侵入したことについて、「ミスだったかもしれない」と述べて批判を避けました。
ポーランド国防省などによりますと、ロシア軍の複数の無人機が10日、ウクライナ西部などからポーランドの領空に侵入しました。
これに対し、アメリカのトランプ大統領は10日、SNSに「ロシアが無人機でポーランドの領空侵犯をするのはどういうことだ?」と投稿し、不快感を示していました。
ロシア側は「ポーランド領内を攻撃する計画はない」などと主張しています。
こうした中、トランプ氏は11日、記者団からの質問に対して…
記者
「ロシア軍の無人機がポーランドの領空に侵入したことの受け止めは?」
トランプ大統領
「あれはミスだったかもしれない。ただいずれにしても、私は今の状況には何一つ満足していない」
ロシア軍の無人機によるポーランド領空へ侵入をめぐっては、NATO=北大西洋条約機構が緊急協議するなどロシアに対する緊張を高める中、加盟国アメリカのトランプ氏は「ミスだったかもしれない」と述べてロシアへの直接の批判を避けました。
先月の米ロ首脳会談以降、トランプ氏はロシアへの制裁圧力を強めながらも、停戦に向けた具体的な動きは見えないままです。

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