(ブルームバーグ):ノーム米国土安全保障長官は9日、連邦緊急事態管理局(FEMA)の抜本的な改革を呼びかけた。テキサス州中部で発生した大規模洪水で100人余りが死亡し、同局が現地で捜索・救助活動を支援しているさなかでも、これまでの主張を繰り返した。
ノーム氏はFEMAについて、「現行体制を解体し、より迅速に対応できる組織として再編する必要がある。同局の運営はこれまで何十年も続いてきた方法ではなく、州や地方主導で行われるべきだ」と指摘。ニューオーリンズで開催されたFEMAレビュー・カウンシルの会合でビデオリンクを通じ語った。
このカウンシルは、FEMAの組織構造や業務実態、災害対応における役割を検証するため、トランプ大統領が1月に設置した。ノーム氏とヘグセス国防長官が共同議長を務め、組織の合理化や連邦政府の役割縮小、各州への権限委譲について11月までに提言をまとめる任務を負う。
FEMAはテキサス州ヒルカントリーで最も被害の大きいカー郡に職員を派遣。同郡では、川沿いのキャンプ施設に滞在していた少なくとも27人の子どもとカウンセラーが犠牲となり、なお160人余りが行方不明となっている。
FEMAの役割縮小を推進してきたトランプ氏は、カー郡に対する大規模災害宣言に署名した。一方、アボット・テキサス州知事は、宣言の対象を被災地域全体に拡大するよう正式に要請している。
トランプ氏は11日にテキサス州を訪問する予定で、救援活動が続いており、FEMA改革を巡る議論を進めるべき時ではないとの考えを示唆している。
原題:Kristi Noem Renews Call to Eliminate FEMA Even Amid Texas Flood(抜粋)
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