ヒト型ロボットが人間を代替する未来が現実に
エミリー: これは未来への大胆な賭けです。リスクは何ですか?
アルトマンCEO: ユーザーがAIにお金を払わなくなれば、財政的に厳しくなるかもしれません。
エミリー: NVIDIAというたった1社のチップメーカーが業界を独占していることについてどう思いますか?
アルトマンCEO: 彼らは素晴らしい製品を作っていて需要もあり、そういう企業が影響力を持つのは当然です。
エミリー:雇用について話しましょう。AIデータセンターが何千もの雇用を生み出す一方、AIは別の分野の仕事を奪っています。人々は不安と恐怖を感じています。
アルトマンCEO: まったくその通りです。
エミリー: 最高のエンジニアや技術者であっても恐れています。彼らに何と声をかけますか?
アルトマンCEO: AIが多くの仕事を変えるのは確実です。失われる仕事もあるでしょう。しかし、新しい仕事も生み出します。新しいテクノロジーが登場する度に起こることです。世界の歴史を見れば、テクノロジーによる仕事の変化、ある職種は消え、別の職種が生まれるというサイクルが昔から断続的に繰り返されてきました。今回違うのは、それが起こるスピードです。
世界がまだ準備できていないことは、人々が漠然と「AIは人間よりプログラミングもサービス業も上手くなるんじゃないか」と考えていることだと思います。世界はまだヒト型ロボットを導入する段階にはないと思いますが、近い未来、ヒト型ロボットが人間の仕事をする時代が現実味を帯びてくると思います。その日は来ます。私たちはAIの影響について正直に伝えてきたつもりです。細かいところで間違えるのは承知の上です。
