ソフトバンクグループによる米半導体設計会社アンペア・コンピューティング買収計画は、米連邦取引委員会(FTC)による審査が長期化する可能性が出てきた。

FTCはアンペア買収計画に関し、本格的な審査を開始した。初期の調査後に競争上の懸念があると判断した場合に行う「セカンドリクエスト」を通じて、詳細な情報提供を求める。非公開情報を理由に事情に詳しい複数の関係者が匿名で明らかにした。

セカンドリクエストの対象となる合併・買収(M&A)案件は全体のごく一部であり、審査が1年余り続き、M&A阻止に動く訴訟の前段階となることもあり得る。

アンペアの担当者はコメントを控えた。ソフトバンクGの広報担当者からコメントは得られなかった。FTCにもコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

アンペアはデータセンター向けコンピューターに搭載されるサーバープロセッサー(中央演算処理装置=CPU)の設計に強みを持つ。ソフトバンクGは今年3月、人工知能(AI)インフラの強化に向け、アンペアを現金65億ドル(約9300億円)で買収すると発表した。

ソフトバンクGは、スマートフォンからデータセンター、AI分野に至るまで半導体設計の基盤技術を提供するアーム・ホールディングスを既に傘下に置く。アンペアは、アームの基盤技術をライセンス契約で顧客として利用している。

ソフトバンクGとアームは3月に買収を公表した際、2025年後半の手続き完了を目指すとしていた。ソフトバンクGの完全子会社としてアンペアを運営し、同社の社名とカリフォルニア州サンタクララの本社は現状のまま残す計画だった。

原題:SoftBank’s Ampere Deal Now Faces a More In-Depth Review by FTC(抜粋)

(当初の買収手続き完了予定などを追加して更新します)

--取材協力:Josh Sisco、Mayumi Negishi.

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