(ブルームバーグ):2日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=143円台半ばで推移。米国で求人増加など受けて早期利下げ期待が後退したことや、日米通商交渉を巡る不透明感が円の重しとなっている。
みなと銀行の苅谷将吾ストラテジストは、米国で早期利下げ観測が弱まったほか、トランプ米大統領の発言で日米合意に不透明感が強まり、日本銀行の利上げがずれ込むのではないかとの見方になっていると指摘。植田和男総裁や増一行審議委員の慎重発言もあり、円を売る動きが出ていると話す。
1日の海外市場で円は142円68銭まで上昇し、6月5日以来の高値を付けた。その後ドルが買い戻され、東京市場では143円台半ばを中心に円が小安く推移している。

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