(ブルームバーグ):トランプ米大統領は、イスラエルとイランとの衝突に米国が関与する用意について、一段と相反するメッセージを発信した。交戦停止を支持する可能性を示唆する一方、前日提示した期限より早く軍事行動を命じることもあり得ると警告した。
イスラエルとイランとの攻撃の応酬が2週目に入る中で、イスラエル軍は21日、イラン中部イスファハンの核関連施設を再び空爆したと発表した。遠心分離セクションが標的だったという。イランのファルス通信によれば、有害物質の流出は確認されていない。
イスラエル軍はこれより先、イランから発射されたミサイルの迎撃に動いた。
トランプ大統領は20日、国家安全保障チームとの協議後に記者団に対し、外交的解決を模索する間、「彼らに一定の時間を与えている。2週間が限度だろう」と語った。イランは交渉入りの条件として攻撃停止を求めているが、イスラエルは拒否しており、トランプ氏も実現に疑問を呈した。
イスラエルとイランの衝突への介入を検討していると公にしてきたトランプ氏は、イランの最高指導者ハメネイ師への脅しや首都テヘランから退避を求める呼び掛けなど強硬な発言を続けた後、19日には態度をやや後退させたかに見えた。
トランプ氏は2週間が経過した後にどのような対応を検討しているかは明言せず、米国の関与は「必要ないかもしれない」と述べた。ホワイトハウスのレビット報道官は19日、イランを攻撃するかどうか大統領が2週間以内に決定すると公表していた。
英独仏3カ国の外相らは20日、ジュネーブでイランのアラグチ外相と会談した。トランプ氏は欧州の外交努力を重要視する姿勢を見せず、「イランは欧州と話したいと考えていない。われわれと話すことを望んでいる。欧州にイランを助けることはできないだろう」と指摘した。
交渉の道を開くため交戦停止を支持するかとの質問には「状況次第だが、支持するかもしれない」と答えた。ただ実現可能性は疑問視し、「戦いはイスラエルが優勢で、イランが劣勢と言わざるを得ないだろう。止めるのは少し難しい」と発言した。

原題:Trump Sends Mixed Signals on Iran Strikes With Ceasefire Hint、Trump Says Two Weeks Is ‘Maximum’ For Iran Negotiations(抜粋)
(イスラエルとイランとの攻撃の応酬について追加して更新します)
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